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夜行バスで「どうして首が動かないの!!どおおおして!Σ(゜□゜;」という夢を見ながら大阪に行ってきた。
森家とも関係の深い家である今西氏のお屋敷の1日限定公開の日だったので、色々と無理して行ってしまった。
春日大社南郷目代・今西氏はすごいぞ。
鎌倉時代から荘園を支配しつつ現在まで同じ土地で頑張ってるのだから。
今日は地元の城仲間が朝7時から一緒に回ってくれた。7:20到着予定の私が朝6:40に「着いた。」と連絡したものだから、慌てて来てくれたその口にはハミガキ粉がついていた。
行動開始があまりに早朝なので、開館時間の無い場所を、ということで織田信長が天正7年3月晦日に見物した箕面の滝に登った。
『信長公記』にバッチリ「みのをの滝御見物」と書いてあるのだ。
織田信長と同じものを見ていると思うと感動するな。
その後は池田城跡に再訪。以前に来た時にはうっかり空堀を歩くのを忘れていたので、今回は空堀ウォークに徹した。
◆池田城跡の空堀
それでようやくいい時間になったので最大の目標である今西氏屋敷に訪問。いつもは閉ざされている門をくぐる事ができた。
◆今西氏屋敷の門(屋敷は昔は内堀・外堀で囲まれていた。)
私はてっきり今日は屋敷の中まであがれるのだと思いこんでいたけど、今も屋敷に今西さんがお住まいなので、屋敷を外側から眺めるのみだった。屋敷の内部の詳細についてはビデオで鑑賞できたのだし、お住まいなのに撮影OKだけでもありがたいと思わねば。
そして敷地の中には春日神社もあった。さすが。
◆今西氏屋敷の母屋
その後は、森家とも親戚関係である中川清秀の史跡を見て回る事にした。
清秀の娘は森忠政の前室となったのだ。
清秀はその前に亡くなってしまったのでそのことを知らないだろうけどね。
なお、原田城跡(織田軍の陣を張ったり)では土塁に飛びつき、梅林寺ではひしめき合う墓所での中川家お参りに苦労し、さらに小学校と化して侵入禁止の茨木城跡(中川清秀の居城)に訪問して石碑がないと騒ぎ、茨木神社(茨木城の搦手門と言われる門がある)にもお参りして門の横がトイレで写真に入り込むことにショックを受けた。
◆これは原田城跡の土塁。
茨木城。
大人になるまで茨木城はてっきり茨城県にあるものと思っていたので、なんと大阪府で茨木城が見れたじゃないかという、私のみにしか理解できないだろう感慨深さがあった。
その頃から小雨が降ってきたが、たとえダイソーの前を通過しようが断じて傘は買わずに茨木市立文化財資料館に行き、特別展『茨木城』を観覧した。茨木城廃城の時にお堀に何でも捨てまくったのだろうか、欄間や障子なんかでもそのままの形で発掘されて出てきたらしく、ドンと展示してあった。(^_^;)
その後も雨がぱらついてきたけど、たとえダイソーの前を通ろうが傘を買うこともなく、かといって距離のある白井河原合戦場などの遠征は諦めて、急遽、織田信長もおいでになられた総持寺に参拝。どっちにしろ雨に濡れた。
それから一日中歩いた疲れもあって「とりあえず大阪駅に戻ろう。」と、していたのに、電車の中で、「もしやこの感触では、大阪城に行く時間があるんじゃないの?」という話になり、環状線に乗り替える。
それでも大阪城の最寄りの大阪城公園駅に着いたのは閉館10分くらい前。
いつも、私はこうして必死に走るしかないオチになってしまう。Σ(゜□゜;
雨の中を駆け出し、天守閣までダッシュした。もちろん、大阪城公園は広い、中心部分の天守閣はかなり遠いので、途中で根をあげてあきらめそうになったり、やっぱりここまで来たのだからと再度走りだしたり。
「あかん!もう最終入館時間になった!」と友達が言うけど「それでも、何とかなりますよ!」と、濡れそぼって天守閣まで行けば、チケット売り場はもうシャッターが閉まっている。
それでも奥から優しいお姉さんが出てきて、「入館なさいますか?」と、ビショビショの私達を通してくだすった。
とはいえど、許されたタイムリミットは20分少々。
なので、大阪城特別展『秀吉への挑戦』のみにターゲットを絞って観覧することにした。私は、「森家さえあればいい。」と、森家の臭いがする展示のみに狙いを定めて見ていく。会場は既に人は無く友達と私だけの世界、次の会場へと階段を降りるのも時間を惜しんでドカドカ駆け足。大阪城で何の避難訓練だとういう感じだ。
しかし頑張ったお陰で、初めて知る史料に出会えた。
九州征伐関係の秀吉の書状に森忠政の名がある。生きててよかった…。
その後は閉館のタイムリミットにおびえて中身を見ずに本を3冊購入。
ずっしりと重くなった荷物を抱え、自分を乾かしながら京橋駅のどこかのビルで晩ごはん(肉まんの蓬莱がやってるレストランがあったの!)を食べ、新幹線に乗って帰国。
新幹線で眠るかと思いきや、iPhoneでGPSゲーム「ニッポンの城めぐり」をして、沿線の城取りに従事することになった。
しかし、トンネルの連続で圏外ばっかりで、博多駅までイライラを募らせていた我。
旅の詳細はRANMARU!サイトのほうに旅行記を書こうかと。