遠方に住む知人が福岡に帰省とのことで、オープンしたての鶏料理のお店に仲間うちで集合した。

　用意された座席はきっと、すてきな場所なのだけど、全面窓ガラス沿いの席なのでそこから冷気が思いっきりせまってくる上、私の座った席の後ろには何かよくわからないデッパリがあり、私はそのデッパリに背中を押されて自分の空間を邪魔されつつ、寒さこらえてコートを羽織って食事していた。
室温をあげてもらったけど、やっぱり窓からの冷気が寒くてダメだった。
　最初に出たのはサラダ。私は女らしく、みんなの分をお皿に取り分けてやることを名乗り出るも、サラダについてきたトングが新品（←なにせ店がオープンしたてのものだから）なので、バネの力が激しすぎて握力の弱い私の力ではサラダを挟めないのだった。頑張って挟んでもバネ力に負けてパーン！とサラダをぶちまける可能性が高い。
結局、幹事さんに新品トングを引き継いで男のパワーでサラダをついでもらった。無念。
次々と出てくる鶏料理は美味しくて満足～福岡県民のくせに、生まれて初めて水たきを食べたよ。

　2次会はカラオケ飲み放題2時間2000円。でも、歌わなかった。
勝手にサービスでついてくるスナックをつまみつつ、びっくりするジョッキ大のカルアミルクを飲みつつ、室内であれこれと会話した。大きな声でかしましくしゃべってもいいから、歌わなくても、話をする場所としては意外といいなカラオケ。
「終了のお時間です。」を告げる電話がかかってから、最後にちょこっと、歌おうということになった。
なぜか「黒田節」と「荒城の月」。