仕事でストレスに感じることがあり、仲の良い同僚を誘ってオープンしたばかりの韓国料理店に食べに行った。
　そのまま角煮の材料になろうかという豚肉がでてきてカセットコンロの鉄板の上で焼かれる。
お店の人が「脂が出るのでお皿を置いておきますね。」と言ったお皿の利用方法が判らないでいたら、丸い鉄板の端に溝があって１つだけ穴ポコがあいており、焼いた肉の脂がその穴ポコから下に落ちていき、そこに例のお皿を置いて脂汁を受け止めるのだった。脂がどんどん、したたる、したたる、したたる。
見ただけで洗い物を拒否したくなるような光景だ。

　焼けた豚肉を切ってもらい、ささやかなサイズのチシャ葉とシソ葉にくるんで食べる。本場韓国では葉っぱもデカかったのでたくさんつめこんんでクルクル巻いて食べられたが（ゴマの葉がすごく美味しかった）、日本で食べるとなれば、思い切りの悪い葉っぱサイズだ。

　海鮮チヂミとチゲ鍋も注文し、パクパク食べながらお酒を飲んで同僚に色々と話を聴いてもらったり、話を聴いたり。
　お手洗いに立つとお店の人に「坂になっているので気をつけてください。」と、言われてこの先に坂があるのか…と歩いていたまさにその廊下が坂になっていて転びかけたのであった。板張りの木目がすごすぎて傾斜がまるでわからなかった韓流の罠。

　２人ほろ酔いで店を後にする。店の前に段差があったので「段差あるよ。気をつけてね。」とアドバイスした私が段差を降りた先の溝の穴にヒールのかかとをさして転びかけたのであった。
「自分で段差があるって言ったのにぃいい。アハハハハハ！」と笑う同僚。
違う！今のは段差のせいではなく、溝にあった穴ポコのせいなのだ！そういう事情を説明しようとしたけど、同僚はもう、何に関しても楽しそうなホロ酔いの時の笑い。
私も、わかってくれる人に愚痴れて、お蔭で少しスッキリして帰宅できた。

夜の就寝時間。
うぉおお！胃にくるぅううう！重い食事で胃がなんとなく痛い！！！
やっぱりこうなるのであった…。胃薬を飲んで就寝。