近況報告
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毎朝の私の日課。
高層階にある会社へは、エレベーターではなく階段ルームの階段を使って登っている。
一時期は多くの人がそれをやっているけど、続いているのは私だけになった。
しかし、途中の階でいつも、上に登る私とは逆に、上の階から下に向かって降りてくる女性がいる。
たぶん私よりも一回りくらい年上。その人の所属する会社名も名前も知らない。
私は、その人が苦手なのだ。
いつも、彼女が下りてくる音がするとギクリとする。
階段には2人が間をあけて余裕ですれ違えるくらいの広さがある。
私はいつも階段の左側に寄って階段を登る。
すると、彼女はいつも私に吸い寄せられるように私のいる左側に寄ってきて階段の上方から私の前に立ちはだかって眼でにこやかでありつつも、「どきなさい。」と目配せする。つい、私のほうが「すいません。」と、右に避けて彼女はそのまま悠々と下に降りてゆく。
なので、今度は右側に寄るようにしたのに、やっぱり彼女は方向をずらしてきて、私のいる右側に寄ってきて階段の上から私の真正面に立ちはだかり、にこやかに笑って首を曲げる。そしてつい、私のほうが悪くもないのに「すみません。」と、左に避ける。
そしていつものごとく、彼女はそのまま悠々と下に降りてゆく。
結局、現在までの統計で、私が左右のどちらを歩こうが、彼女がわざわざ方向をずらしてまでして私の前に立ちはだかってくるのがわざとであることが分かった。そして、私のほうが100%ずれている。
なぜそういうことをされるのか、こっちには、身に覚えもないが。
今度は、私が左右にジグザグに動きながら階段を登ってみようと思ったけど、それだとこっちがまるでアフォだ。
今日は、私、ある決意を胸に秘めて階段をのぼりはじめた。
いつものように階段をしばらく登りゆくと、いつもの彼女が中くらいの階から階段ルームに入ってきて、こっちに向かって降りはじめた。
私は、今日は負けない。
私は階段の左側を登った。
日本人たるもの、左側ルールを守るべきなのだ。武家社会のいにしえから日本人がつちかってきた賢明なルールなのだ。車も左。人間も左。
私は小学校の時から自動車学校に到るまで「キープ・ザ・レフト」。そのように教育されて生きてきた。
そして階段をつきすすむうちに、上から降りてきた彼女とついにバッティングした。
彼女はやっぱり私のいる左側に寄ってきて、階段の上から、私の前に立ちはだかった。
私はにこやかに「おはようございます。」と言いつつ、心の中では夜叉である。
困った顔もしてみせて、その場をどかなかった。
今日という今日は、絶対に動くまじ!!!
すると、どうであろうか、向こうも動かない。
階段の途中で2人で立ち止まったまま笑いあって動かない状態になった。
右側があいているぞ。あなたがこっち側を通れば何もかも解決するのよ。私は今日こそ絶対に動かないから。
すると向こうは、「ごめんなさいね。ごめんなさい。私ってば目の前に突っ立っちゃって。ごめんなさいね。」と、照れくさそうにしながら、謝ってきた。
が、言葉とは裏腹に、断じて彼女は動かない。
意味が分からない。
私が動くまで(←結局、私が折れた)首をかしげ、「ごめんなさいね。ミャハ☆」と連発していた。
もう、私もこれは完全に小馬鹿にされてるのだと了解。無愛想にして去った。
何だろう、たかが階段でこのモヤモヤは。
もう、当分、階段登りはしない。
…と、言いつつ、別の方角にもう一つ階段ルームがあるのを知ったので、今度からそっちを使うことにした。
高層階にある会社へは、エレベーターではなく階段ルームの階段を使って登っている。
一時期は多くの人がそれをやっているけど、続いているのは私だけになった。
しかし、途中の階でいつも、上に登る私とは逆に、上の階から下に向かって降りてくる女性がいる。
たぶん私よりも一回りくらい年上。その人の所属する会社名も名前も知らない。
私は、その人が苦手なのだ。
いつも、彼女が下りてくる音がするとギクリとする。
階段には2人が間をあけて余裕ですれ違えるくらいの広さがある。
私はいつも階段の左側に寄って階段を登る。
すると、彼女はいつも私に吸い寄せられるように私のいる左側に寄ってきて階段の上方から私の前に立ちはだかって眼でにこやかでありつつも、「どきなさい。」と目配せする。つい、私のほうが「すいません。」と、右に避けて彼女はそのまま悠々と下に降りてゆく。
なので、今度は右側に寄るようにしたのに、やっぱり彼女は方向をずらしてきて、私のいる右側に寄ってきて階段の上から私の真正面に立ちはだかり、にこやかに笑って首を曲げる。そしてつい、私のほうが悪くもないのに「すみません。」と、左に避ける。
そしていつものごとく、彼女はそのまま悠々と下に降りてゆく。
結局、現在までの統計で、私が左右のどちらを歩こうが、彼女がわざわざ方向をずらしてまでして私の前に立ちはだかってくるのがわざとであることが分かった。そして、私のほうが100%ずれている。
なぜそういうことをされるのか、こっちには、身に覚えもないが。
今度は、私が左右にジグザグに動きながら階段を登ってみようと思ったけど、それだとこっちがまるでアフォだ。
今日は、私、ある決意を胸に秘めて階段をのぼりはじめた。
いつものように階段をしばらく登りゆくと、いつもの彼女が中くらいの階から階段ルームに入ってきて、こっちに向かって降りはじめた。
私は、今日は負けない。
私は階段の左側を登った。
日本人たるもの、左側ルールを守るべきなのだ。武家社会のいにしえから日本人がつちかってきた賢明なルールなのだ。車も左。人間も左。
私は小学校の時から自動車学校に到るまで「キープ・ザ・レフト」。そのように教育されて生きてきた。
そして階段をつきすすむうちに、上から降りてきた彼女とついにバッティングした。
彼女はやっぱり私のいる左側に寄ってきて、階段の上から、私の前に立ちはだかった。
私はにこやかに「おはようございます。」と言いつつ、心の中では夜叉である。
困った顔もしてみせて、その場をどかなかった。
今日という今日は、絶対に動くまじ!!!
すると、どうであろうか、向こうも動かない。
階段の途中で2人で立ち止まったまま笑いあって動かない状態になった。
右側があいているぞ。あなたがこっち側を通れば何もかも解決するのよ。私は今日こそ絶対に動かないから。
すると向こうは、「ごめんなさいね。ごめんなさい。私ってば目の前に突っ立っちゃって。ごめんなさいね。」と、照れくさそうにしながら、謝ってきた。
が、言葉とは裏腹に、断じて彼女は動かない。
意味が分からない。
私が動くまで(←結局、私が折れた)首をかしげ、「ごめんなさいね。ミャハ☆」と連発していた。
もう、私もこれは完全に小馬鹿にされてるのだと了解。無愛想にして去った。
何だろう、たかが階段でこのモヤモヤは。
もう、当分、階段登りはしない。
…と、言いつつ、別の方角にもう一つ階段ルームがあるのを知ったので、今度からそっちを使うことにした。
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