[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今日は早めに会社を出て、とは言っても最終入場時間の19:30ギリギリに美術館にかけこんで30分だけ『山下清展』に浸ってきた。
雨天と夜のせいか、ギャラリーが少なくてとても見やすい。
とはいえ、最終時間が差し迫っているので、美術館の人が一人一人に”ミュージアムショップを含めて8時までです”、と念を押しに来る。
放浪の画家、山下清。
彼の作品展を見るのは始めてではないが、独特の技法と気が遠くなるような精密な作業で作り上げられた作品の数々には何度見ても圧倒され、涙さえ出そうになる。
時にはミリ単位にちぎって貼られた色紙や切手で絶妙に形づくられた作品。そこにはさらにちぎって重ねた絵の厚みでも対象物の存在を表現しようという試みがある。近くで見てその細かさに感激し、遠くで見てその確かな調和に感激する。
さらに今日、始めて知ったこと。山下清はドラマ『裸の大将』でやってたように放浪先で風景を眺めながらその場で絵を描くのではなく、なんと旅から帰ってから記憶をたどって作品製作にとりかかっていたということ。風景を見ている時に頭の中のキャンバスには作品としてできた絵が焼き付けられているのだろう。
何という記憶力なんだ。墓石を何度見ても武将の戒名や法名をすぐに忘れてしまう私とは大違いだ。
調和のとれた素直な絵の数々。実に癒しの30分だった。
本当に駆け足で見たので、もっとゆっくり見たかった…。
話は変わり、今日もGWのお土産のお菓子を何種類も食べまくってそろそろヤバイんじゃないかと気づきはじめた。
白菜1/2をシーチキンと一緒に煮て、それを晩ごはんとしてドカ食いして本日の平均カロリーを調整する。