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近況報告
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 蛍を見に行きたいけど、蛍よりも人がいっぱいいる名所スポットはちょっとごめんこうむりたい。
静かな場所で蛍が見たい。

 そんな時に蛍の名所ではないけど、那珂川町にある知り合いの料理店の近くの川では、蛍がちらほら見れると教わり、お食事がてら夫と車で出かけてきた。

 知り合いがやっているお店は田んぼや緑に囲まれた中にある。
店に来ていたのは私たちだけで、テーブル席について店内から田んぼや小川の見える窓の外を見ると、窓には不必要な虫(ガガンボ、蛾、小さすぎる羽虫、ブヨ、カミキリムシ)がいっぱい店の光に集まってきていた。
虫嫌いの私は頭が真っ白になってしまった。アワワワワ…である。
そして追い討ちをかけるかのようにテーブルの下ではやぶ蚊が飛び交う。

店の内外に殺虫剤をぶちまけたい!!!!!と叫んでも
「ははは、田舎だから仕方ない。ワインをあけたらもっと虫が寄ってくるんだー。」
と知人の店主。
おまけに、小さすぎる羽虫が密閉されているはずの窓の隙間から次々と店内に入ってくる。
悪夢すぎる…。思わず紙ナプキンで窓の隙間を塞いだ。
虫って何のメリットがあって光に寄ってくるんだ…バカじゃないのか…。

 とりあえずは、虫がいっぱい張りついている窓の外を無視し、かつテーブル下のやぶ蚊と戦いながら和食料理を楽しんだ。

そして、食後に店主と夫と3人で田んぼの脇にある小川まで蛍を見に行ってみることにした。
乱舞とまではいかないけれど、けっこう嬉しくなるよな数の蛍がポワーンとあちこちで光っていた。
蛍のいる風景の写真を撮りたいとデジカメを構えていた私だけど、暗がりの中の蛍の光は、はかすぎて弱々しすぎて、京極高次は蛍大名と呼ばれていて(関係ない)、高感度に対応できない私のデジカメでは弱い光に対応しきれない。
そこへ店主が蛍を捕まえて両手の中に入れてカメラを構えた私のもとにもってきてくれた。
と、とりあえず至近距離の光なら撮影できると思わずデジカメのシャッターを切ると、フラッシュが光って蛍の虫としての真実の姿がくっきりと明るみにでて撮影されてしまった。

うわぁああああ!
蛍のくせに私の嫌いな虫の形をしているじゃないかああああああ!!!
はかなくない!!!!ムリムリムリムリ!!!!
暗転しないと蛍も虫だ、ムリムリムリムリ!!


 その後、夫の手のひらの上の蛍をアイフォーンでフラッシュオフ撮影に成功。

20130606.jpg

 夜8時半くらいから30分近く蛍の光の中にいたけど、夜9時にさしかかると蛍たちが葉の裏で休みはじめてショータイムを終了させたので、私たちも撤収した。

 蛍を見ていると、明智光秀の光るデコではなく、死んでいった遠い昔の英霊たちを思い出してしまうのは私だけだろうか。
本能寺の変で散った数々の魂を思うと、蛍がいっそう切なく儚く光るのだ。
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