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魂を癒されたくてマリンワールドにマンボウを見に行った。
待望のマンボウは、でっかい水槽の中にいて、ガスガスと左壁に突き当ってそれでもなお、前進を試みていた(突撃死しないように、壁にはいちおう防護シートがある)。
毎日毎日それを繰り返しているのか、唇もヒレもすっかりすり減ってブリッと赤みが出て悲惨なことになり、痛そうだった…。やっと壁から離れてくれたと思ったら、縦になったままのマンボウ。
いつの間にか人だかりができて、みんなの人気をさらっているマンボウ。
いきなりまともな体勢に直ったと思ったら、そのままスーッとまっすぐ泳いで、頭から右の壁にめりこんで沈んでゆくマンボウ。
そのマンボウが目玉を動かして、私のほうを見た気がする。
なんだかマンボウに見つめられると、私の卑しい心を見透かされているような気がする。
なんか、マンボウに癒されたくて来たのに、痛々しいマンボウを見て逆にかわいそうになってきた。
でっかい海で健康的にどうでもいいようにジェット噴射で泳いでいるマンボウを見たい。
身体をいとえよ。マンボウ!
その後は志賀島へ行ってみた。
志賀島と言えば、お百姓の甚兵衛さんが「漢倭奴国王」の金印を発見した場所だ。
金印の発見場所じゃないかと思われる高台は「金印塚」という名称になって公園化していた。
やっぱり、スタンプ集めを趣味にしている人々にとってはここが整地なのだろうか…。
ついでに、すぐ近くの蒙古襲来古戦場跡の蒙古塚にも行った。
でも、折角だから帰りに海の幸を食べようと料理屋に入ってサザエご飯を注文したら、出てきたのはお茶碗一杯分の量だった(1000円)。
お腹が空いたままなので更に志賀島名物らしい「金印ドッグ」なるものを食べて、そうしているうちにもう夜にさしかかったのでホタルを観に行った。
友達の話では「志賀島でホタルの乱舞が見れる。」ということだったのだけど、現地で聴けば「ホタル、今年は出てないですねー。」とのことだった。
それでも現地にはホタルを見に来ている人達が川沿いにちらほら。ホタルを捕まえに来たという家族連れがいて、「あれ、ホタルかな?」と誰かが川を指さしてつぶやくたびにとお子ちゃまが捕虫網を片手にダッシュしてくるので、次第に沈黙しながら探すようになった。
ホタルが1匹しかでなかったので、他の人たちはみな帰ってしまった。
その後も必死に暗い河辺でねばっていて、見えた光は2つ。
はかない…なんてはかないんだ…。
暗闇をフワフワと飛ぶ緑色の頼りない光がとても切ない。(/_;)