書道教室で考え事（森家のこととか）をしながら墨をすっていると、とてつもなくやりすぎたのかトロトロとしたジェル系の液体に磨りあがった。
小筆にその墨をつけて書くと、こんだけ磨っているにも関わらず不思議と黒くない。しかも、筆先がなめらかに動かず、超絶に書きにくい。Σ（゜□゜；

　あー、だめだこりゃ。
先ほどのジェル墨に水を足した。
すると、書きやすくはなったので、それで字を書いていた。
しかし、また問題が起こる。乾くと、大変に文字が薄くて灰色系をしている。
お前、「お香典文字か！」と一人ツッコミを入れる。また、ガシガシと墨をすってみると、トロトロになる。
　うがぁあああ！
魔の墨汁ラビリンスに入りこんだ。
先生が、生徒みんなの前で「今日は乾燥しているので、書きにくいでしょう。」とおっしゃるので、「（よくわからないけど）原因それだ！」と思い、この窮状をそのまま先生に訴えて「はぁ？」みたいな苦笑いの顔をされた。

　結局、墨を捨てて、もう一度墨を磨りなおした。
しかし、やっぱり墨のすりあがり具合がおかしい。
それでも、今日のうちに清書を提出しなくてはならないので焦る。
真っ黒な墨が欲しい、墨が欲しい。もしここにタコが這っていたら、そいつをつかまえて頭のテッペンと付け根を持って雑巾絞りにムギューーーーー！！！

ああ、如何ともしがたい。
トロトロ墨汁で筆を引っ張りながら作品をしあげた。